ティベリウスの演説を評価した人。

ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1)
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  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 460
  • 発売日: 2005/08
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  • おすすめ度 5.0

塩野七生は、ティベリウスの演説に対する評価として

一部の議員たちは謙遜と評した。他の一部は、自分に自信がない証拠だと評した。残りの議員たちは、ティベリウスの精神の下劣性を示すものだと評したのである。*1

と書いたが、年代記4巻38節ではティベリウスは演説と同じ主張を私的な会話でも繰り返したとあるので評価したのは議員だけではない。そして、

  1. ある人たちは謙遜と評した。
  2. 多くの人は、自分に自信がない証拠だと評した。
  3. 少数の人は、卑屈な精神を示すものだと評した。

のであり割合が異なる。

*1:p.214