2005年 センター試験 世界史B ローマ史

第1問 C 問8 下線部⑧(凱旋門)について述べた次の文章中の空欄[ア]と[イ]に入れる人の名の組合せとして正しいものを,下の①〜④のうちから一つ選べ。[8]

 凱旋門は,ローマ市内に今も残る4世紀の[ア]帝のものが有名だが,近代にも国威発揚のため,ヨーロッパ各地で建造された。例えばベルリンのブランデンブルク門は,オーストリア継承戦争を戦った国王[イ]の死後に建設され,強国プロイセンを誇示する代表的な建造物となった。
①ア−ユスティニアヌス  イ−フリードリヒ2世
②ア−ユスティニアヌス  イ−ヴィルヘルム2世
③ア−コンスタンティヌス  イ−フリードリヒ2世
④ア−コンスタンティヌス  イ−ヴィルヘルム2世

第2問 A 問3 下線部③(ストア哲学)の思想を示している作品について述べた文として正しいものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。[12]

①『労働と日々』(『仕事と日々』)が,ヴェルギリウスによって著された。
②『ローマ建国史』(『ローマ史』)が,キケロによって著された。
③『自省録』が,マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝によって著された。
④『告白』(『告白録』)が,ディオクレティアヌス帝によって著された。

第4問 A 問1 下線部①(世界各地の古代文明では,様々な形式を持つ法が多様な状況の中で生み出された。)に関連して,古代文明の法や制度について述べた文として正しいものを,次の①〜④のうちから一つ選べ。[28]

②ローマでは前5世紀に,十二表法と呼ばれる成文法が制定された。
三頭政治を行ったオクタヴィアヌスは,『ローマ法大全』を編纂した。